カラオケで歌いやすい曲21選【音域一覧】男女別に最高音つきで比較
カラオケで歌いやすい曲を男女別に21曲、音域(最低音〜最高音)つきの一覧で紹介。男性は「曇天」C3〜F4・「桜坂」D3〜F#4、女性は「糸」F3〜A#4・「マリーゴールド」F#3〜B4など。声のタイプ別の探し方も解説します。

カラオケで歌いやすい曲は、流行っているかどうかより「自分の声の状態に合っているか」で選ぶのが一番の近道です。同じ「歌いやすい曲」でも、高音が苦手な人と、音程を外しやすい人とでは向いている曲が違います。この記事では、男女別に合計21曲を音域(最低音〜最高音)つきで並べたうえで、歌いやすい曲を選ぶ基本の考え方と、声のタイプ別の探し方までまとめて解説します。
「歌いやすい曲」は人によって違う
ランキングサイトの「歌いやすい曲」をそのまま選んで、いざ歌ってみたら意外と難しかった——そんな経験はないでしょうか。それは、ランキングの多くが「平均的に歌いやすい曲」であって、「あなたにとって歌いやすい曲」とは限らないからです。
歌いやすさを左右する要素は、主に次の3つです。
- 音域(曲の最低音〜最高音の幅):自分の出せる高さの範囲に収まっているか
- 音の跳躍の少なさ:メロディが急に高く・低く飛ぶ箇所が少ないか
- テンポとリズムの単純さ:リズムが取りやすく、走ったりもたったりしにくいか
このうち、いちばん機械的に判断できるのが音域です。以下の一覧は、この音域を基準に並べています。
なお、表の「最高音」に自分の地声の上限が届かなくても、その曲をあきらめる必要はありません。足りない半音の数だけカラオケのキーを下げれば歌えます(半音1つ=キー±1)。自分の上限がまだ分からない方は、先に音域の調べ方・測り方で5分ほど測っておくと、この一覧が一気に使いやすくなります。
男性が歌いやすい曲【音域一覧・12曲】
まずは、Aメロ〜サビの音の上下が穏やかで、最高音がF4〜A4あたりに収まる曲です。多くの男性が地声で無理なく届きやすいラインです。
低〜中音中心で歌いやすい曲(男性)
| 曲名 | アーティスト | 音域の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 小さな恋のうた | MONGOL800 | A#2〜G#4 | サビ以外は低音が続き、原曲キーのまま歌いやすい定番 |
| 曇天 | DOES | C3〜F4 | 音の跳躍が少なく、最高音も控えめ |
| 香水 | 瑛人 | A#2〜G#4 | 音域が狭く裏声もなし。ただし脱力した気だるい発声を保つのが本当の難所 |
| 桜坂 | 福山雅治 | D3〜F#4 | スローテンポ。最高音F#4はCメロに一度だけ |
| 3月9日 | レミオロメン | C3〜G4 | 音域の幅が狭く、裏声を使わず歌い切れる |
| 海の声 | 桐谷健太(浦島太郎) | B2〜F4 | 緩やかなメロディで全体的に低め |
| 世界に一つだけの花 | SMAP | E3〜F#4 | 音域が狭くメロディの上下もゆるやか |
| 少年時代 | 井上陽水 | E3〜F4 | 全体的に低めで、音を伸ばすメロディが多い |
高音・裏声を活かせる曲(男性)
| 曲名 | アーティスト | 音域の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 恋 | 星野源 | E3〜F#4(裏声はA4まで) | 地声の最高音は控えめ。裏声が得意な人ほど余裕がある |
| チェリー | スピッツ | E3〜A4 | 最高音A4はサビの一部だけ。高めの曲の入門に |
| ひまわりの約束 | 秦基博 | D#3〜A#4(裏声もA#4まで) | スローテンポでメロディの動きは緩やかだが、地声最高音A#4はやや高め |
| ドライフラワー | 優里 | G3〜A4(裏声はC5まで) | 音域が狭く、高めの地声をそのまま活かせる |
| Pretender | Official髭男dism | D#3〜C5(裏声はC#5まで) | 地声最高音C5が連発する高難度曲。ミックスボイスが安定してから |
男性向けのより詳しい解説とタイプ別の選び方は、こちらにまとめています。→ 男性が歌いやすい曲【音域一覧】曇天・桜坂・3月9日など最高音つきで比較
女性が歌いやすい曲【音域一覧・9曲】
女性曲は最高音がA4〜C5あたりに置かれることが多く、そこに地声で届くかどうかが「原曲キーで歌えるか」の分かれ目になります。
中〜低音中心で歌いやすい曲(女性)
高音・裏声を活かせる曲(女性)
| 曲名 | アーティスト | 音域の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ハナミズキ | 一青窈 | G#3〜B4(地声)+裏声C#5 | ゆったりしたバラード。サビの最高音を裏声に逃がせる |
| トリセツ | 西野カナ | A3〜B4(地声)+裏声D5 | B4がサビで繰り返し出る持久型。高音は瞬間的ではない |
| ハルノヒ | あいみょん | E3〜C#5(地声最高音) | 最高音C#5がサビで繰り返し出るのが山場 |
| 366日 | HY | F3〜D#5(地声)+裏声G#5 | 音域は2オクターブ超と広め。裏声を無理なく使えるかが鍵 |
女性向けのより詳しい解説とタイプ別の選び方は、こちらにまとめています。→ 女性が歌いやすい曲【音域一覧】ハルノヒ・ありがとう・糸など最高音つきで比較
なお、音域は出典や歌い方によって半音ほど前後することがあります。原曲キーでの目安として捉えてください。「この1曲を原曲キーで歌えるのか」「下げるなら何個下げればいいのか」まで踏み込んで知りたいときは、曲ごとの音域を1曲単位で細かく見た記事も用意しています。
歌いやすい曲の選び方|基本の3ステップ
1. まず原曲キーにこだわらない
「歌いやすい曲」を探すとき、多くの人が原曲のキーのまま歌おうとしてつまずきます。カラオケのキー変更機能を使い、サビで力まず出せる高さまで調整するだけで、選べる曲の幅がぐっと広がります。原曲キーで歌えることをゴールにしすぎないことが、歌いやすさへの近道です。
つまり、歌いやすい曲を「探す」だけでなく、**手持ちの曲を歌いやすく「する」**という手もあるわけです。キーを下げることに抵抗を感じる方は、カラオケでキーを下げるのはダサいのかを読んでみてください。プロも自分の声域に合わせて曲のキーを決めていることが分かると、遠慮なく±ボタンを押せるようになります。
2. 自分の得意な音域の曲から選ぶ
自分がどのくらいの高さまで無理なく声が出せるか、ざっくりとでも把握しておくと、曲選びで迷いにくくなります。自分の音域を知りたい方は、こちらも参考にしてください。→ 音域の調べ方・測り方|自分の音域を5分でチェックする手順と平均音域の目安表
上の一覧と突き合わせるなら、地声最高音・裏声最高音・最低音の3つを数字で持っておくのが一番確実です。その3つからキーを何個下げるかまで決める手順は自分の音域の調べ方にまとめているので、「表の最高音に届かない曲」を切り捨てずに済むようになります。
3. サビだけでなく、全体を通して歌えるか確認する
サビの高い部分だけ「歌えそう」で選ぶと、Aメロ・Bメロの細かい音程の動きで意外と苦戦することがあります。曲全体を通して、無理なく声が出せるかを基準に選ぶのがポイントです。
タイプ別|歌いやすい曲の探し方
自分の声のクセによって、向いている曲の傾向は変わります。当てはまるタイプを確認してみてください。
高音で喉が締まる・張り上げてしまう人
音の跳躍が少なく、サビも極端に高くない曲を選ぶと、力まずに歌い切りやすくなります。上の表の「小さな恋のうた」「曇天」「3月9日」のように、最高音がF4〜G4程度に収まっている曲がおすすめです。原曲キーが高めに感じる曲は、遠慮なくキーを下げて選びましょう。張り上げグセそのものを直したい方はこちらも参考にしてください。→ 高音で喉が締まる・張り上げてしまう人へ|脱力して高音を出す練習
音程が合わない・音痴だと感じる人
メロディの動きがシンプルで、同じ音が続くフレーズが多い曲は、音程を外しにくく歌いやすく感じられます。具体的には、「世界に一つだけの花」(SMAP・音域E3〜F#4)は音域が狭くメロディの上下もゆるやかな定番曲で、「糸」(中島みゆき・音域F3〜A#4)も音の跳躍が少なく、一音ずつ確かめながら歌いやすい曲です。逆に、細かく音が動くバラードや、転調の多い曲は難易度が上がります。音程のズレそのものを直したい方はこちらも参考にしてください。→ 音痴の治し方|大人でも音程が合うようになる自宅トレーニング
声が小さい・通らないと感じる人
テンポがゆっくりで、一音一音をしっかり伸ばして歌える曲は、声量に自信がなくても取り組みやすい傾向があります。男性なら「少年時代」(井上陽水・音域E3〜F4)が全体的に低めで音を伸ばすメロディが多く、女性なら「ハナミズキ」(一青窈・音域G#3〜B4)がゆったりしたバラードでフレーズをじっくり伸ばして歌えます。逆に、早口で息継ぎが忙しい曲は、声量よりも先に息切れしてしまいがちです。声の弱さ・息っぽさそのものを直したい方はこちらも参考にしてください。→ 声が息っぽい・弱い・通らない人へ|芯のある声を出す練習
音域が狭い・出せる高さの幅が少ないと感じる人
上の表のように音域の幅が狭めの曲(低いAメロから高いサビまでの差が小さい曲)を選ぶと、無理なく通して歌えます。男性なら「曇天」(C3〜F4)や「少年時代」(E3〜F4)、女性なら「糸」(F3〜A#4)や「マリーゴールド」(F#3〜B4)がその代表です。徐々に音域の広い曲にも挑戦していくと、選べる曲の幅が自然に広がっていきます。
歌いやすい曲が見つかったら、「持ち歌」に仕上げる
無理なく通して歌える曲が1曲見つかったら、そこで止めずに、人前で自信を持って出せる「持ち歌」まで仕上げてしまうのがおすすめです。歌いやすい=ミスをしにくい、というだけでは、まだ「ちゃんと聴かせられる」段階ではありません。1曲を持ち歌に仕上げる具体的な手順はカラオケのレパートリーを増やす方法にまとめています。
選曲だけでは限界がある|歌える曲の幅を広げる
歌いやすい曲を選ぶことは、今日すぐにできる有効な工夫です。ただし、選曲だけに頼っていると、「歌える曲」の幅がいつまでも狭いままになってしまいます。本当は歌いたい曲があるのに、音域や声のクセを理由にあきらめてしまうのは、もったいないことです。
声のクセ——張り上げ、音程のズレ、声量不足——は、多くの場合、自分ひとりでは気づきにくいものです。歌っている本人には、骨を伝わる音が混じって、実際とは違って聞こえてしまうからです。
歌の練習アプリ「ボイとれ!」は、録音した声を症状別に診断し、そのクセに合わせた練習メニューを組んでくれます。今は歌いにくいと感じている曲も、自分のクセを直していくことで、少しずつ選べる曲の幅が広がっていきます。まずは自分の声のタイプを知るところから始めてみてください。→ あなたの声のクセはどのタイプ?4つの症状と直し方【セルフ診断】



