顎関節の歪みを治したら声が出た!
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こんにちは。ボイトレ教室のムラーラミュージックオフィス代表の宮島です(@speechvo)
前回の続き「顎関節の歪み」についてですが、今日は実践編で、実際に当校のレッスンで取り入れて成果の出ているものをご紹介します。
前回は顎関節が歪んでしまうメカニズムについてお話させて頂きました。
基本的に、顎を開ける時は滞りなく左右真っ直ぐに開けるのが理想的ですが
ほんの数ミリのずれもいればかなり広範囲でずれ込む人もいるというのがこの「顎関節症」
の症状です。
そして、あまりにひどくなると左右ともに大きく開けるのが困難になる場合もあります。
下記の図は、
1、右側の下顎が左に向かってスライドするパターン
2、左側の下顎が右に向かってスライドするパターン
の絵図です。
全員のデータが合致したわけではありませんが、
今までレッスン中に行った調査によると「よく噛む」とされる顎の「開き」の方が良く、その顎の開きの良いほうから、悪い方に向けてスライドするパターンが多くみられます。
その時の舌の動きにも注目です。これは何も顎の傾きだけにとらわれたものではなく、顎の開き角度を正常値に変えると舌の向きまで正常位置に戻る という見解です。
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あごを真っ直ぐ開ける為のトレーニング
さて、それでは「あごの開く方向と舌の動く方法は動向するので、あごを真っ直ぐ開ける為のトレーニングをしたい」という事で、さっそくトレーニングに移りますがやり方はとても簡単です。
1、まず自分の顎の稼働する方向をチェックします。
2、右から左に滑る人は、滑った先の方(左側)の下顎の奥から3番目の歯の歯茎より少し下側の頬に人差し指を置きます。(この時、左から右へ滑る人は、右側の頬の同じ高さのところに指を置きます。)
3、2と反対側は、上の絵のちょうど黄色のまるで囲まれた位置(顎関節の繋目)に人差し指を置きます。
(顎を開けたときに ミリミリと動かしてる感覚のあるポジションです)
4、2であてがった指をしっかり押し込みます。
5、4の状態を保ったまま顎をとにかく真っ直ぐ下すように心がけます。
下記のこのパターンは右から左に滑る人
下記のこのパターンは左から右へ滑る人
6、この状態を保つ事、保ったうえで顎を開け閉めします。
7、6を繰り返しながら真っ直ぐ開けられるルートを再確認します。
8、この状態を繰り返しながら 例えば
- かかかかかか
- たたたたたた などの滑舌練習を行う
- 舌の位置を固定した状態で「kick kick」などの破裂音を連呼する。
- などなど自分の苦手な発音練習をしてみる。
枠の中に書いたトレーニングの他に純粋に「アー」と声を出してみるだけでも大きく変わったという人もいます。
そういう方は確率的に顎の動きの起動に、舌が完全に同化してしまい、声が出しにくかった可能性が考えられます。
今後のブログではもっと舌の柔軟性の必須性というものを書いていきます。
「舌は筋肉の塊」であり、又「唯一独立した筋肉」であるという事で〆ます!!
読んで頂いてありがとうございました。
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