シンプル表現の日本語で、さらに伝わりやすく

   2017/07/27

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音痴とは何か?

こんにちは。ボイトレ教室のムラーラミュージックオフィス代表の宮島です(@speechvo)

今回のテーマは、メカニック的なボイストレーニングからは離れて
少し「表現」の分野に足を踏み入れてみたいと思います。

以前、もう一つの 「スピーチボイトレ」のブログの方で紹介させていただいたものを詳しくここに書きたいと思います。

まず、これから書くことは

プロの声優さんも、俳優さん女優さんも、とにかく演技をする人はもちろんの事 
「自分の話す言葉で誰かの気持ちを動かしたい」
と思う人であればかならず実践してほしいことの一つです。

では、逆にご自身の話で誰かの心が動いたとするならば、どういう瞬間にあなたはそれを実感しますか?

営業マンは、当たり前ですが営業しなければなりません。

何故そんな当たり前のことを、言うんだ?と言われてしまうのを覚悟で書きました。

ですが、「多くの事を一度に話さなくても、必要なことを最小限に伝えるだけで伝えられる。」

「何かを営業されるのではないか?」と入口で思われてしまったら損・・・・という事は、よ?く聴く言葉です。

当校で行っている S + V 話法。
日本語で、「私は します。」と言われても

「はて、何のこと?」となりがちなのですが、

英語で
I play と言われれば、同じ「する」でもそのあとの言葉を想像できる。

これは私の勝手な考えだけれど、英語はVerbが言葉の重量を左右するのに対し、
日本語はobjectが言葉の重量を左右する
日本人は、結論を先に述べるよりも、理由を述べる。

より形にするために名づけました、
日本人の陥りやすい
nd and 話法 

「僕は、昨日○○をしました、それで そのあと ○○をしました。でも○○だったので
昨日は○○しました、それでそれで・・・」

と事実を時間の経過とともに羅列していくのです。

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へたをすると

「で?」ってことになりかねない印象に残らない会話で終わってしまいます。

そこで、S+V話法を取り入れます。


I play
I love
I give

などの簡単な S to V の文章から、各々 5?10 作っていきます。

私はギターを弾きます。
私はベースボールをします。
私は卓球をやります。

私はあなたを愛しています。
私はカレーが大好きです。

などです。

ここではとことんS と V だけの文章を作るのです。

で、ただただぼーっと羅列するだけでなくこの時に、

ギターをすることや
ベースボールをすることに

関連する何か  を必ず思い浮かべるような訓練をします。

これをしないと意味なし!!!!

ちなみに英語でいう必要はありません。(笑)

ただ、日本語で書くより 英語で書いた方がなぜかイメージもしやすいので・・・。

で、そこでスムーズに文章が作れたら次は

why because!!!

なぜ、なぜなら?話法。

生徒さんが

「僕は野球が好きです」
というならすかさず

「わいびこーず?」と聞くのです。「why because?」

そのあと3秒ルールと言って生徒さんを脅かして (笑)
何でもよいから理由をつけていただくようにするのです。

で、この時の生徒さんは難しく答えようとするのです。

でも 本来は

「僕は野球が好きです」と言って

「なぜ?」と聞かれたら

「見ていて楽しいから!」とか

「グローブを買ったから!」とか

「父も好きだから」とか 短い文章で何でも良いのです。

そこで思ったのは上手な話し手さんはこの 「一人問いかけが上手」

ラジオは一人で話しているのではなく、対大勢です。

本来は「すぐそこに誰かがいる」と思って話をすること、これをしなくてはなりません。

話の巧い人は 「人はこういう時自分に何を尋ねるのか」を知っています。

で、最後に実践的に力をつけるために、今度はあらかじめ自分で練習の為に書き出していきます。

状況=野球をしている 応援席で家族が見ている
感情=なかなかボールが打てない 恥ずかしい 早く満塁したい ドキドキしている
補足=バットが新品で使いにくい 筋肉痛が辛い

などなどです。

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こんなふうに書き出すだけでも十分に文章が組み立てられるネタになります。

英語の歌がまるでそうです。

「アイスが食べたい 熱いから」

という歌詞が書けなければ英語で曲が書けない。と言われたことがあります。

「アイスが食べたい 熱いから。そのアイスっておふわっふわで、甘くて、今までにないぐらい柔らかくってそれでそれで」

ていうのが洋楽の定義だといわれたことがあります。

その上で言葉の韻を踏む。

難しいことを羅列するのではなく、シンプルで リズム重視。

日本語もシンプルに、リズムに乗せて言葉をつづれたほうが

相手に伝わるかもしれませんね?

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  • 記事はありませんでした。これから充実させていきますのでお楽しみに!

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