ボイトレで内臓に潜む病気がわかる
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こんにちは。ボイトレ教室のムラーラミュージックオフィス代表の宮島です(@speechvo)
ボイトレをする事で内臓に潜む病気もわかっちゃった
今日のテーマは、
「ボイトレをする事で内臓に潜む病気もわかっちゃった
という具体例を交えたお話。又、以前から私の個人ブログの方にたびたびアクセスがあるページに記載された「薬とその副作用が引き起こした問題」について届けします。
これは最近実際にあったお話です。ある生徒さんが、
「最近、鼻の具合も悪くないし、風邪もひいていない、なのに声がかすれるんです。」
と言って困っておりました。まず私の職業として、当然疑わなくてはならないのは
「声帯ポリープ、声帯結節」
です。
しかし、これらの声のかすれかたには大きな特徴があります。声には
「裏声」と「地声」
というくくりがあるのはご存知かとは思いますが、地声を出すには強度は別として、声帯の閉鎖が必要です。「高い声」を地声で出すには、人によっては意識的に強い声帯閉鎖が必要です。
まずこのような声を出す際に、
「声帯から、息が漏れてしまう」
というような症状が見れる場合、逆に、「裏声」を出そうとしているのに、ある一定の高さになると、声帯が閉じたような声に聞こえてしまう場合も
「そこに何らかの突起物があることによって生じるもの」
と捉えることが出来ると認識しております。
声帯ポリープの場合は「話し声」に至る部分でさえ完全に声がかすれてしまう症状が出るのに対し、結節の場合は
「ある部分になると突然かすれる。しかし、そこを越えてしばらくすると、又声が出始める」
などの様に、一定の部分では声が保たれる為わかりづらいのも特徴です。それらに当てはまらず
「とにかく何度も咳払いをしたくなる。まんべんなくガラガラする。鼻が詰まる」
などの症状がおこり、それが長期間の場合は胃酸が出すぎていて荒れている、などの様に消化器官の異常を考える場合があります。
実際に、「逆流性食道炎」のチェックリストにも「声のかすれ」という項目は存在しています。その際の質問としては 「最近、げっぷが出たり、朝食事の前の吐き気はないですか?」などと、確認するようにしています。そのような所見がある場合、「消化器内科に行ってみてくださいね。」と促します。
なんと、それらの流れで、逆流性食道炎、胃炎、胃潰瘍が実際に見つかった方が私の生徒さんだけで4名いらっしゃいます。しかも、ここ3年の話です。もしかしたら、もっと前にもそういう方はいらっしゃったのかもしれませんが、私のアンテナは今ほどではなかったので、「良くうがいをしてくださいね」といって様子を見てしまっていた方も・・・・。
女性特有の話
体調と、声のお話の続きです。先ほどの「声のかすれ」のお話ですが、実は女性の場合は上記以外でも女性ホルモンのバランスの崩れによって、大きく声のバランスが変化してしまう方が多いです。わかりやすいのは「月経関連」と「出産」。月経の周期「始まる前」「最中」「終わりごろ」など、人により症状のパターンは様々になっています。
そしてさらに、アレルギー薬のお話です。「高プロラクチン と アレルギー薬」です。
私は、たまたま婦人科に定期的に通っているのですが、その際にたまたま血液検査を行いました。その時は、まだ花粉症を発症しており、花粉症によるかなり強い薬を処方してもらっていたのです。
花粉症を薬で抑えていた頃・・・・。
それはそれは常に体はだるいですし・・・。
そうしたら、先生が
「あれ、こんなに プロラクチンが高いのだけど、何か薬飲んでる?」と私に聞いてきたのです。
「え?」
あ、「思い当たるのは アレルギー薬です」と答えますと。
「それだね」と。
どうなっちゃうのか不安だったのですが、一時的な物だから大丈夫
と言われ、とりあえず一安心。
実はその後来るはずだった月経が見事に1週間ほど遅れまして。普段絶対ないことだけに、 びっくりしました。
それ以来私は怖すぎてアレルギー薬が飲めなくなってしまい、「これは花粉症を治さないと」と思って始めた食事療法、運動療法 が役に立ちまして今、目がかゆくなる以外の花粉症症状がほとんどなくなりました。
プロラクチンという値が高くなるのは、女性の「授乳期」のみらしいです。
授乳期と同じ状態に体が変化してしまうほどの薬・・・恐ろしい。
それをブログで書いたところ、かなりの確率でいまだにこの古い記事にアクセスがある。という事は思い当たる人や、該当者が多いでしょうね。
お話は戻りますが、ピロリ菌を除去した、生徒さんは 今度は「ピロリ菌死滅により胃が元気になり一時的に胃酸分泌が多くなる」とう減少に見舞われています。
なので、やはり気管から強く息を吐き出すようなトレーニングをしていると
鼻が詰まる感じが残ったり、むせてしまったり まだまだ大変そうなので様子を見ながら進めています。
舌の働きと滑舌に関しては別のブログで解説していきます。
ありがとうございました。
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