Da-iCEの歌い方の特徴|ツインボーカルのユニゾンとハーモニーのしくみ
Da-iCEの歌い方は、複数人のボーカルが声を重ねるユニゾン・ハーモニーの精度が特徴。「CITRUS」を例に、声が濁らずに重なるしくみと、真似するときの注意点を解説します。

Da-iCEの歌声の特徴は、2人のボーカルが声を重ねる「ユニゾン」と「ハーモニー」の使い分けにあります。「CITRUS」のような楽曲では、同じメロディを2人で歌うユニゾンパートと、音を分けて重ねるハーモニーパートが曲の中で切り替わり、声の厚みに変化をつけています。この記事では、その歌い方を支える技術を解説します。
Da-iCEの歌い方、何が特徴的なのか
大きな特徴は、複数人のボーカルが声質・声量・タイミングをそろえて重ねる「ユニゾン」の精度の高さです。ユニゾンは、1人で歌うより声に厚みが出る反面、声質や音程、発音のタイミングがわずかにずれるだけで、重なりが濁って聞こえてしまいます。
Da-iCEのボーカルは、母音の形や声の当てる場所(響きの位置)をそろえることで、複数人で歌っていても1つの太い声のように聞こえる精度を実現しています。
なぜユニゾンが1つの声のように聞こえるのか
ユニゾンで声を美しく重ねるには、音程を合わせるだけでは不十分です。声帯の閉じ方や息の混ぜ方が2人の間でそろっていないと、同じ音程でも声の質感が違って聞こえ、重なりが濁ります。
たとえば1人が声帯をしっかり閉じた芯のある声で歌い、もう1人が息を多く混ぜた柔らかい声で歌うと、音程が合っていても声の輪郭がずれて聞こえます。Da-iCEのようなユニゾンの精度は、メンバー同士が互いの声質の傾向を把握し、声質を同じ発声のバランスに寄せていく技術によって支えられています。
動画で発声のニュアンスを確認する
サビでユニゾンになる箇所と、そこから声が分かれてハーモニーになる箇所を聴き比べてみてください。声が重なっているのに濁らず、1つの太い声のように聞こえる瞬間に注目してみてください。
真似するときに気をつけたいこと
友人とユニゾンやハーモニーを練習する際、音程だけを合わせようとしても、声質がバラバラだと重なりが濁ってしまいます。まずは自分の声が声帯の閉じ方としてどのタイプに近いか把握し、相手の声質との違いを意識することが、きれいなユニゾンへの近道です。
また、複数人で歌う場面がなくても、この「声を重ねる感覚」を養う練習として、自分の歌声を録音し、お手本の音源と重ねて聴き比べる方法が有効です。声の質感がずれている箇所が、自分の声のクセを知る手がかりになります。
自分の声質のクセを知る
ユニゾンやハーモニーの土台になるのは、自分の声が普段どんな声帯の使い方をしているかを把握することです。あなたの声のクセはどのタイプ?4つの症状と直し方【セルフ診断】で自分のタイプを確認しておくと、声を重ねる練習にも活かしやすくなります。



