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「曇天」(DOES)の音域|最高音・最低音とカラオケのキー目安

DOES「曇天」の音域は最低音mid1C(C3)〜最高音mid2F(F4)。裏声は使わず、幅は約1.5オクターブと男性曲としては狭め。ただし高い音が繰り返し続くため後半でバテやすい曲です。原曲キーで歌える条件とキーを下げる目安を解説します。

ボイとれ!編集部ボイとれ!編集部
「曇天」(DOES)の音域|最高音・最低音とカラオケのキー目安

DOES「曇天」の音域は、最低音mid1C(C3)〜最高音mid2F(F4)。幅は約1.5オクターブで、裏声(ファルセット)は使いません。男性の一般的な地声の音域にほぼ収まるため、原曲キーで歌える人が多い曲です。

ただし「音域が狭い=ラク」ではありません。この曲がカラオケでキツいと言われるのは、最高音のmid2F付近が曲を通して何度も繰り返し出てくるからです。1回だけ出せればいい高音ではなく、その高さを保ち続ける持久力が要求されます。

「曇天」の音域データ

2008年にアニメ「銀魂」のオープニングテーマとして発表された、DOESの代表曲です。

項目内容
最低音mid1C(C3) ※ピアノの真ん中のド
最高音mid2F(F4) ※真ん中のドの上のファ
地声最高音mid2F(F4)=最高音と同じ
裏声(ファルセット)使わない(全編地声)
音域の幅約1.5オクターブ
テンポBPM 180台後半〜190前後(資料により幅あり)

音域は歌う人や解析の基準によって半音ほど前後することがあるため、上記は原曲キーでの目安として捉えてください。

男性の平均音域と比べるとどうか

男性の地声の音域は、おおよそmid1C〜mid2G(C3〜G4)前後の1オクターブ半とされることが多く、地声の最高音はmid2E〜mid2G(E4〜G4)あたりに個人差があります。

「曇天」の最高音mid2F(F4)は、この平均的な地声の上限のちょうど内側に位置します。つまり、多くの男性にとって「まったく届かない高さ」ではありません。最低音mid1C(C3)も、平均的な男性なら無理なく出せる範囲です。

「曇天」が「音域が狭いのにキツい」と言われる理由

音域データだけを見ると歌いやすそうに見えるのに、実際に歌うと後半でバテる。この曲の難しさは音の高さではなく、構成にあります。

1. 高い音が「繰り返し」出てくる

最高音のmid2Fは、曲全体で10回以上登場します。さらに、その少し下のmid2D〜mid2Fの音がメロディの中心として頻繁に使われています。

多くのJ-POPは「サビの一番おいしいところで最高音が一瞬だけ出る」構成ですが、この曲は高めの音域に長く居座り続ける設計です。1回なら出せる音でも、繰り返し出し続けると喉が疲れ、後半で声が出なくなります。

2. テンポが速く、息継ぎの余白が少ない

BPMは180台後半〜190前後と、J-POPの中ではかなり速い部類です。テンポが速いとフレーズとフレーズの間の休みが短くなり、息を吸い直す余裕が減ります。息が浅いまま次のフレーズに突っ込むと、声を支えられず喉だけで押し出す形になります。

息継ぎの位置を事前に決めておくだけでも、後半の余裕が変わります。→ 歌の息継ぎのコツ|タイミングと歌詞の書き込み方

3. ロングトーンで高さを保つ場面がある

mid2D付近を伸ばす場面があり、ここで音がふらつくと目立ちます。速いテンポの中で急に音を保たされるため、息の支えが切れていると音程が下がったり声が揺れたりします。

4. 声質そのものが真似しにくい

ボーカルの氏原ワタルさんの、粗さのある太い声質そのものが曲の魅力です。これを再現しようとして喉を締めて濁らせると、高音が続く後半で確実に喉が持ちません。声質の再現は最後に回し、まずは音程とリズムを崩さず最後まで歌い切ることを優先してください。

原曲キーで歌えるのはどんな人か

判断基準はシンプルです。

  • 地声でmid2F(F4)を、力まずに出せる
  • しかもその音を、曲の後半まで何度も出し続けられる

この2つを満たすなら原曲キーで問題ありません。一方、次のどれかに当てはまるなら、原曲キーは無理をしている可能性があります。

  • サビでmid2F付近に届くとき、喉が締まる・顎が上がる・叫んでいる感覚がある
  • 1番は歌えるのに、2番以降で声がかすれてくる
  • 最高音がスカッと裏返ってしまう

とくに「届いてはいるが、喉に力を入れて張り上げている」状態が一番厄介です。カラオケの1曲としては形になっていても、喉には確実に負担が蓄積しています。→ 高音で喉が締まる・張り上げてしまう人へ|脱力して高音を出す練習

自分の地声の上限がどこまでか分からない場合は、まず測るところから始めてください。→ 音域の調べ方と広げ方|自分の最高音・最低音を知る手順

キーを下げる目安

「曇天」でキーを下げる判断は、サビのmid2Fを基準にします。

キー設定最高音最低音向いている人
原曲キー(±0)mid2F(F4)mid1C(C3)地声でF4を余裕をもって連発できる人
−1mid2E(E4)mid1B(B2)F4がギリギリで、後半にバテる人
−2mid2D#(D#4)mid1A#(A#2)サビで張り上げる感覚がある人
−3mid2D(D4)mid1A(A2)地声の上限がE4前後の人

下げすぎに注意してください。 この曲は最低音がmid1C(C3)と、もともと低い位置から始まります。−3を超えて下げると最低音がmid1A(A2)より下に潜り込み、Aメロの低音がスカスカになって声が地面に落ちたように聞こえます。 高音がラクになった代わりに、曲の大半を占める低〜中音域が全部かすれる、という本末転倒が起きやすい曲です。

目安は**−1〜−3の範囲**。「サビが苦しい」と「Aメロがかすれる」の両方が起きない場所を探してください。低音側が先に限界を迎えるようなら、それ以上下げるのではなく、高音側の発声を直すほうが近道です。

キーを下げること自体に抵抗がある方は、こちらも読んでみてください。→ カラオケでキーを下げるのはダサい?下げすぎのサインと自分に合うキーの決め方

低音側が苦しくてキーを下げきれない場合は、低音域そのものを鍛える方向もあります。→ 低い声を出す方法|地声で響く低音を出すコツと注意点

難所と歌い方のコツ

サビ:高さを「保つ」つもりで歌う

サビの最高音を「上に向かって届かせる」意識で歌うと、顎が上がり喉が締まります。この曲は同じくらいの高さが続くので、届かせるのではなく、その高さに居座り続けるイメージのほうが合っています。

具体的には、サビに入る前の段階で喉を開いた状態を作り、サビの間はその形を変えないこと。音が上がるたびに力を足していくと、後半で余力が尽きます。→ 喉を開く方法|あくびの感覚で響きのスペースを作る

2番以降:1番で全力を出しきらない

高音が繰り返し出てくる曲の鉄則です。1番のサビで喉を全開にして声を張ると、2番・ラストサビで確実に足りなくなります。1番は7〜8割の力で通すくらいでちょうどよく仕上がります。

速いテンポ:息を吸う場所を先に決める

テンポが速いので、息継ぎの場所を事前に決めておかないと、行き当たりばったりで吸うことになります。フレーズの切れ目を先に決めて、そこで必ず吸う。それだけで後半の失速がかなり防げます。

喉が締まるなら、力ではなく脱力を疑う

歌い終わったあとに喉が痛い・声がかれるなら、高音を「力」で解決しようとしています。→ 歌うと喉に力が入る人へ|喉締めの原因と力を抜く直し方

THE FIRST TAKEで生の声を確かめる

一発録りなので、サビの高い音を叫んで出しているのではなく、同じ強さのまま平然と保ち続けていることがはっきり分かります。声が張り上がって細くなる瞬間がないところに注目して聴いてみてください。

自分の音域を測ってから、曲を選ぶ

「曇天」が歌えるかどうかは、結局のところ自分の地声の最高音がmid2F(F4)に届くか、そしてそれを繰り返し出せるかに尽きます。

そして多くの人がつまずくのは、音域そのものより「届いてはいるが、届かせ方が間違っている」ことです。喉を締めて張り上げているのか、裏声に逃げているのか、息が漏れて芯がないのか——この違いは、自分の耳では正しく聞き取れません。 自分の声は骨を伝わって歪んで聞こえるからです。

歌の練習アプリ「ボイとれ!」は、録音した声を症状別に診断して、そのクセに合った練習メニューを出します。「サビの高音でいつも喉が締まる」「後半で声が持たない」と感じているなら、まずは自分の声がどのタイプなのかを知るところから始めてみてください。→ あなたの声のクセはどのタイプ?4つの症状と直し方【セルフ診断】

同じくらいの音域で歌いやすい男性曲を他にも探したい方は、こちらの一覧が参考になります。→ 男性が歌いやすい曲【音域一覧】曇天・桜坂・3月9日など最高音つきで比較

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