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「新時代」(Ado/ウタ)の音域|最高音hiD・裏声hiF#・最低音mid1Eとカラオケのキー目安

ボイとれ!編集部ボイとれ!編集部
「新時代」(Ado/ウタ)の音域|最高音hiD・裏声hiF#・最低音mid1Eとカラオケのキー目安

Adoの「新時代」(ウタ from ONE PIECE FILM RED)の音域は、最低音**mid1E(E3)から地声最高音hiD(D5)まで。さらにイントロサビの跳ね上がりで裏声最高音hiF#(F#5)**が出てきます。原曲キーで無理なく歌えるのは、地声でhiDを何度も張れて、なおかつE3の低音も鳴らせる、地声の高い女性ボーカルに限られます。男性が原曲キーで歌うのはまず不可能で、大幅なキー下げが前提になります。

この記事の音域は、vocal-range.com・stepupkaraoke・ボイトレマニア・Blackseason など複数の音域分析サイトを突き合わせ、数値が一致した箇所だけを採用しています。

「新時代」の音域データ|最低音mid1E・最高音hiD

項目音名(国際式/日本式)登場箇所の目安
最低音E3(mid1E)サビの低いフレーズ(登場は少なめ)
地声最高音D5(hiD)サビ。曲中に十数回と多く出る
裏声最高音F#5(hiF#)イントロサビの跳ね上がり

複数の音域分析サイトで最低音E3・地声最高音D5・裏声最高音F#5の3点が一致しており、この曲の音域データの確度は高いといえます。音域の幅は約2オクターブ強と広く、女性ボーカル曲の中でも上下によく動く曲です。

なぜ難しいのか

「新時代」の難しさは、最高音hiDの一発だけでは説明できません。難所は次の4点に分解できます。

  • hiD(D5)を十数回も張り続ける。 地声最高音が一度きりなら根性で出せても、この曲はサビでhiDが繰り返し出てきます。喉が閉まってくると後半で失速するため、最高音の「連発への耐久」が問われます。
  • 地声hiDと裏声hiF#の切り替え。 力強い地声とファルセットを短い間に行き来するため、換声点(地声と裏声の境目)をなめらかに越える技術が要ります。
  • 最低音E3との落差が大きい。 サビでhiD付近を張る一方、低いフレーズではE3まで下がります。高いキーに寄せると低音が地声で鳴らなくなるため、キー調整で両端を同時に成立させにくいのが厄介です。
  • テンポが速く譜割りが細かい。 言葉を詰め込むフレーズが多く、高音を出しながら滑舌とリズムを保つ必要があります。

Ado本人歌唱の公式MVで音域を確かめる

イントロで一気に跳ね上がる裏声(hiF#)と、サビで繰り返し張られる力強い地声(hiD)の質感の違いに注目して聴いてみてください。

原曲キーで歌える条件は「hiDを八分目で後半まで繰り返せるか」

原曲キーで歌えるかの判定は、「hiDが一発出るか」ではなく「サビのhiDを全力の八分目で、曲の後半まで何度も繰り返せるか」で決まります。この曲はhiDが十数回も出るため、1回目は出せても後半で喉が閉まって音程が下がるなら、原曲キーはまだ体に合っていません。

自分の地声最高音がどこまで安定して出せるかは、感覚だけでは掴みにくいものです。まずは音域の調べ方で自分の上限を音名で把握してから、hiDまでの距離を見積もりましょう。

女性でも地声最高音がhiA〜hiB止まりなら、原曲キーは高すぎます。無理に張り上げるより、次のキー目安を参考に下げるほうが安定します。

キーを下げる目安

高音が苦手な人は、まず**-2〜-3**から試すのが定番です。これで地声最高音はhiB〜hiC付近まで下がり、女性の平均的な最高音の範囲に収まります。

一方でこの曲は最低音がE3と低いため、「下げしろ」はある程度あります。キーを下げても低音が地声で鳴らせる余裕があるので、サビの高音基準で大きめに下げても破綻しにくいのが利点です。男性が歌う場合は-5〜-6が目安になりますが、それでも高音域は残るため、下げすぎて逆に低音が出なくなっていないか要確認です。キー調整の考え方はカラオケでキーを下げるのはダサい?も参考にしてください。

難所は3つ

サビでhiDを張り上げてしまう

hiDを力任せに出そうとすると喉が締まり、連発するサビの後半で音程が下がります。喉を締めずに響きで高音を出す感覚は高音で喉が締まる・張り上げる癖の改善で解説しています。そもそもhiDが出ないという段階なら、高音が出ない原因から確認しましょう。

地声hiDと裏声hiF#の切り替えで裏返る

力強い地声から一気にファルセットへ跳ぶ箇所は、換声点で声が不安定になりやすいポイントです。境目でひっくり返らずになめらかに繋ぐコツは声が裏返る換声点をなめらかにするを参照してください。

速いテンポで息が続かない

言葉数の多いフレーズを高音で歌い切るには、ブレスの位置取りが効いてきます。息継ぎの設計は歌の息継ぎのコツにまとめています。

音域が近い曲で段階を踏む

いきなりhiD連発に挑むより、地声最高音がひとつ手前の曲で高音の耐久を作ると近道です。当メディアで音域を確認済みの曲から、近いレンジのものを挙げます。

Adoの発声全体の考え方はAdoの歌い方にまとめています。声色の使い分けの前提として先に読んでおくと、「新時代」の高音も取り組みやすくなります。

「原曲キーでいけるか」は録音しないと分からない

hiDを何度も張れているつもりでも、実際には後半で音程が下がっていた、というのはよくあることです。歌っている本人には骨伝導で低めに聞こえるため、自分の耳だけでは正しく判断できません。

だからこそ、一度スマホで録音して客観的に聴き返すのが確実です。ボイトレアプリ「ボイとれ!」なら、自分の声の音程を可視化しながらhiDが安定して出せているかを確認できます。まずは声のクセを4タイプで診断するで自分の傾向を掴み、そのうえで「新時代」の原曲キーが今の自分に合っているかを見極めてください。

#音域#カラオケ#Ado#高音