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高音の練習曲|音域つきおすすめとタイプ別の選び方

高音の練習曲を、実際の音域データとともに紹介。「HANABI」「イエスタデイ」「怪獣の花唄」「アイノカタチ」など具体的な曲名と、タイプ別の選び方を解説します。

ボイとれ!編集部ボイとれ!編集部
高音の練習曲|音域つきおすすめとタイプ別の選び方

高音の練習曲は、有名かどうかより「自分の高音がどこでつまずいているか」に合っているかで選ぶほうが上達が早くなります。この記事では、実際に地声・裏声で高い音域を使う代表曲を音域データつきで紹介したうえで、練習曲を選ぶときに見るべき観点も解説します。

まず知っておきたい、代表的な練習曲と音域

「高音の練習曲」としてよく挙げられる曲を、実際の音域(最低音・最高音)とともに男性・女性それぞれ紹介します。

男性向け

曲名アーティスト音域の目安練習になるポイント
HANABIMr.ChildrenG#2〜地声最高音A4(通常サビはF#4)最高音A4はラストサビで1回のみ。中音域を長く歌う中で高音への持久力を鍛えられる
イエスタデイOfficial髭男dismD#3〜地声最高音C#5(裏声D#5)通常サビでもA#4が頻出し、地声の高音域を繰り返し使う練習になる
怪獣の花唄VaundyD3〜地声最高音B4(裏声D5)テンポが速く(BPM150)、勢いに頼らず高音を当てるコントロールが問われる

女性向け

曲名アーティスト音域の目安練習になるポイント
アイノカタチMISIAG#3〜地声最高音E5高音域に寄った曲全体を通して、地声の伸びと安定を練習できる
創聖のアクエリオンAKINOB3〜地声最高音E5サビが軒並みE5前後で、高音を連続して当てる持久力の練習になる
LiSAF#3〜地声・裏声最高音E5通常サビは裏声、ラストサビは地声でE5を出す構成で、地声と裏声の高音の違いを比較できる

これらの曲に共通するのは、サビで一般的な音域の上限を超える高さのフレーズが繰り返し出てくる点です。原曲キーがきつい場合は、まずキーを下げて同じフレーズの感覚だけをつかむところから始めても構いません。

曲名を丸暗記するより「選ぶ観点」を持つほうが伸びる

上の表の曲が合わなくても心配いりません。大切なのは、曲名そのものよりも「その曲がどんな高音の出し方を要求してくるか」を見る目を持つことです。同じ「高い曲」でも、最高音が一瞬だけ出てくる曲もあれば、サビ全体を通して高音域が続く曲、地声で押し切る曲、裏声に逃がす曲もあり、鍛えられる部分がまったく違うからです。

練習曲を選ぶ3つの観点

1. 最高音が一瞬だけか、サビ全体で続くか

高音の練習曲は、目的によって選ぶべき曲が変わります。「まず1音だけ高い音を当てられるようになりたい」段階では、HANABIのようにラストサビで一度だけ高音が来る曲が向いています。逆に「高音域を保つ持久力をつけたい」段階では、アイノカタチや創聖のアクエリオンのように、サビ全体が高い音域で構成されている曲のほうが練習になります。

2. 高音で喉が締まりやすくないか

高音の練習曲を選ぶときに見落としがちなのが、テンポの速さです。怪獣の花唄のようにテンポが速い曲は、勢いで押し切ってしまい、喉を締めたまま高音を出すクセがついてしまうことがあります。まずはテンポがゆったりした曲で、力を抜いたまま高音に届く感覚をつかんでから、テンポの速い曲に挑戦するほうが遠回りになりません。高音になるとどうしても喉に力が入ってしまう人は、曲選びの前に脱力の感覚を先につかんでおくのがおすすめです。

3. 原曲キーのまま、無理なく歌えるキーの曲か

原曲キーが高すぎる曲を「頑張って」歌うのは、練習ではなく我慢大会になりがちです。カラオケのキー変更機能を使い、今の自分が力まず届く高さまで下げたうえで、そこから少しずつキーを上げていくほうが、着実に高音の範囲を広げられます。「原曲キーで歌えること」を目標にしすぎないことが、遠回りを避けるコツです。

タイプ別|つまずきに合わせた練習曲の探し方

同じ「高音の練習」でも、あなたがどこでつまずいているかによって、選ぶべき曲の性質は変わります。自分の症状に近いものを確認してみてください。

高音で喉が締まる・張り上げてしまう人

張り上げグセがある人は、あえて最高音が一瞬しか出てこない曲(上の表ならHANABIのように、ラストサビにだけ高音がある曲)を選び、キーを少し下げて「力を抜いたまま歌えるか」を確認する練習が向いています。曲選びの前に、まず脱力の感覚をつかんでおくと、どんな曲を選んでも力みにくくなります。→ 高音で喉が締まる・張り上げてしまう人へ|脱力して高音を出す練習

サビで声が裏返る・換声点でひっくり返る人

裏返りグセがある人には、地声と裏声の境目が分かりやすい曲が向いています。「炎」のように通常サビは裏声、ラストサビは地声というように使い分けが明確な曲だと、自分がどちらで裏返っているのかを把握しやすくなります。急な跳躍(低い音から一気に高い音へ飛ぶメロディ)が多い曲はまだ早い段階では避け、階段状に音が上がる曲から慣らすのがおすすめです。→ 地声から裏声で裏返る・換声点でひっくり返る人へ|つなぎ目をなめらかにする練習

高音の出し方の基本から知りたい人

そもそも高音の出し方自体に自信がない人は、曲を選ぶ前に、力まず高い声を出す基本のコツを先につかんでおくのがおすすめです。→ 高い声の出し方|地声のまま高音を力まず出すコツと練習

ミックスボイスの土台から鍛えたい人

高音の練習曲に挑戦する前に、地声と裏声をつなぐミックスボイスの感覚をつかんでおきたい人は、こちらも参考にしてみてください。→ ミックスボイスの練習曲|選び方のコツとタイプ別おすすめの探し方

お手本を聴いてみましょう

高音で力みやすい人向けの練習の一例として、脱力してリップロールをかける動きのお手本を聴いてみましょう。

男性の声:

練習曲選びより先に、自分のタイプを知る

ここまで具体的な曲と選び方のポイントを紹介しましたが、「自分の高音がどこでつまずいているか」を正確に判断するのは、実は独学だといちばん難しいところです。張り上げているのか、裏返っているのか、そもそも高音の出し方が分かっていないのか——歌っている本人には、骨を伝わる音も混じって聞こえるため、実際の声の状態を正確に把握しづらいのです。

歌の練習アプリ「ボイとれ!」では、録音した声を症状別に診断し、そのタイプに合わせた練習メニューを組んでくれます。自分のつまずきポイントが分かれば、練習曲もおのずと「今の自分に必要な曲」に絞り込めるようになります。曲探しに迷ったときこそ、まず自分の声のクセを知るところから始めてみてください。→ あなたの声のクセはどのタイプ?4つの症状と直し方【セルフ診断】

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